冬の相模川でクワガタ採集!

2019年12月29日




本日は2019年12月28日(土)です!
久しぶりの採集記です!

冬でもクワガタ採れるんですよ!

今日は家族で遠征してきました。
我が家は埼玉県南部に住んでいますが、なんと神奈川県の相模川まで足を延ばしました!
相模川での採集は初めてです。




なぜ相模川か!?

もちろん狙いはヒラタクワガタ

ただしそんな簡単なものじゃあありません。
「お父さん今日もどうせコクガワタしかいないんじゃないの~」
という子供たちの声もあります。
よく分かっている子供たちですw

しかし、私の調査によると、温暖な地域を好むヒラタクワガタは河川敷でよく採れるとのこと。
そしてネットで調べても、私の地元埼玉県より東京、神奈川(=相模川の河川敷)の採集記が多いんです。

埼玉県産はほぼあきらめております。どこにいるのかもわからないし!かわりにオオクワガタ採りましたけどw
東京産はすでに採集・飼育しております。(採集したときの記事はこちら。本稿執筆時、最新の飼育記はこちら。)

本ブログのもともとの趣旨である、『首都圏 電車・バスで行く カブトムシ・クワガタ採集・飼育』の則れば、残る相模川のヒラタクワガタは攻めずにはいられないわけです!

とはいえ埼玉県から相模川は遠いので、採集は長期休みのこの時期となりました。

相模川、遠かった~

今日は非常に運が悪くって。

新宿から小田急線に乗って行くはずが、小田急が事故で止まっていて。。。
新宿で30分余分に待って、最近開通したJR-相鉄の直通列車に乗りました。
これはこれで一度乗ってみたかったので良いのですが、いかんせん時間がかかる。
さらに相鉄に入った後、具合の悪いお客様の救護、で到着がさらに遅れて。
狙っていたポイントに着いたのは家を出てから4時間後でした。。。

もう子供たちも到着後すぐ「疲れた~、お昼ごはんにしよ~」ってな状態で。

今回の学び①: 事故遅延は車でも発生するときは発生しますが、せめて朝早く出るとか、ある程度の自己防衛は必要だなと再認識しました。予定外に待つ、ということはどうしても負担になります。特に子供には。

相模川、台風19号の影響大です

予定外に遅れてしまい、さらに子供が疲れてしまっているので、1か所しか行けませんでした。
行きたかったポイントがいくつかあったのですが、それはまた次回ということですね。

で、相模川河川敷はこんな感じでした。
枯草が相当上のほうまで引っかかっているの、分かりますよね。
これ大人の身長よりも高い場所です。
台風19号の際は相当な水が来たことがわかります。

全ての木に流れてきた枯草などがからまっています

そして、この砂です。
初めての場所なのでどれほどが通常の状態か分かりませんが、かなり今回で堆積したことは間違いないでしょう。

ということで、なかなか「ここはヒラタがいるのでは?」という材にもめぐり逢えず。
流されちゃったか、埋もれてしまったか。

そもそも初めてのこのポイントにヒラタがいるのかもわかりませんがw

有名ユーチューバーの方が「初めての場所でいきなりヒラタクワガタ採集!」やってらっしゃいますが、やはり関東(首都圏)・単なる虫好きお父さんは何度も通って土地勘をつけないと、難しいですかね。
我が家にとっては、さいたま市のオオクワガタを見つけた公園の再開が待たれるところです。

今回の学び②: やはり何度も通える近所でカブ・クワスポットを見つけて極めるほうが良いですね。

コクワガタ新成虫・幼虫発見!

ふらふらとさまようこと15分くらいでしょうか。
やっとこのような材にめぐりあいました。
白枯れ状態で、ちょっと誰かが削った跡もあります。
クワガタがいるんでしょうね。

地表に出ている朽ち木はだいたいコクワガタしかいませんが、せっかくの遠征。
ヒラタクワガタは採れなくても、相模川産のコクワガタを採集します!

ちょっと削ったら、さっそく新成虫が出てきました!

真ん中にいるのわかりますか?
新成虫 メスですね

こちらの個体は採集せず、きちんと越冬維持できる状態に戻しておきました!

そして次は幼虫です!

なんか、野外で出会うと大きく見えるんですよね。
大きい気がしましたが、2齢かなあ。

こちらと、もう1頭の幼虫が出てきたので、合計2頭を本日の戦果として採集を終えました!

ところでこの朽ち木、大人の腰の高さほどでした。
台風19号はこの河川敷、大人の身長以上まで水が来ていたわけです。
完全に水没したはずなんですが、コクワガタ幼虫は生き延びていたということです。

本日の学び③: やっぱりコクワガタはどこにでもいる。材割でも簡単に見つかる。水没した材でも生き延びる。


そして、他にはまったく戦果はなく、本日の採集を終えました。
そもそもクワガタがいそうな材自体が見つからず。
他のポイントも行きたかったですが時間がなかった。。。
子どもも飽きてしまったし。

今回はちょっと不完全燃焼な採集でした。

材割採集時、材の選び方

私も初心者ですが、これから材割採集にチャレンジされる方にお伝えしたいのは、とにかく固い材はいません。
カラカラに乾いた乾燥した材にもいません。
白枯れしていて、水分があって、ある程度簡単に割れる材でないと幼虫は入っていません。
また針葉樹もダメです。広葉樹の白枯れを狙いましょう。

何回か行って、何回かコクワガタ幼虫に遭遇していると、だいたい分かってきます。
経験がものを言いますね。

しかしヒラタクワガタの材を語れるようになりたいです 泣

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本日のまとめ!

今回の学び①: 時間には余裕を持った行動を!100%避けることは困難ですが、待つ、という行為は子供には負担です。
今回の学び②: 初めての場所で簡単に採れるほど簡単ではないですね。何度も通いやすい良いポイントを見つけましょう。
本日の学び③: やっぱりコクワガタ。どこでもだいたい採集できます。 固い材、乾いた材、針葉樹にはいません。

せっかくの相模川遠征、もっと色々ポイント回ってみたかった!
機会があればまた次回!

*採集した幼虫の様子はこちらからどうぞ!

材割採集について

材割採集は、賛否両論あります。

幼虫の飼育場所を壊すじゃないか、幼虫が育たなければ虫がいなくなる。
成虫でも簡単に採集できるだから、成虫で採集すべき、とおっしゃる方もいます。
その価値観も正しいです。否定することはできないと思います。

私の価値観は、完全に破壊しつくすのでなく、節度を持って行えばOKと思っております。
昆虫採集自体がある意味、自然に手を加える行為です。
採集者ひとりひとりがその自覚を持って臨めば、その地域での生態系は守られると思います。