まったく食痕のないヒラタ菌糸ビンを掘ってみる!

2020年1月18日




今日は2020年1月18日(土)です。
埼玉県南部も雪が降りました。寒かった~
こんな日は虫活に限ります!




食痕が出ないヒラタクワガタ幼虫がいます

我が家には東京都練馬区産のヒラタクワガタがおります。
昨年、練馬区の某公園からメスを採集してきまして、無事に産卵させ、一部は既に成虫になっています。
前回、羽化したオスの体長を測ったときの様子はこちら!

カッコイイですよね~ヒラタクワガタ。
関東平野ではカッコ良さ圧倒的No.1のクワガタですよね。

我が家にはこの自己採集個体の仔、幼虫が何頭かいますが、11月23日に菌糸ビンを交換した個体で、まったく食痕が出ていないのがいるんです。

もう約2か月経つじゃないですか。
2か月ですよ!3か月で交換といわれている中、ここまで食痕がないのもおかしいよね!?

寒いところにいるなら活動していない、ということもありえますが、20度超える環境においております。
活動していない、ってことはありえないです。

菌糸ビンはこんな感じです!

まったく食痕ありません。すごくキレイ!

こういうときって、我が家でもオオクワガタで経験ありますが、亡くなっている食痕出る前に蛹化して羽化してしまっているか、どちらかですよね。

羽化していてくれたら嬉しいけど、最悪亡くなっていることもありうるよなと。。。

ということで、意を決して掘り始めます!

掘りま~す!

フタを開けてもとってもキレイです。素晴らしい。菌糸の持ちが良いですね。
非常にリーズナブルで愛用している菌糸です。我が家ではなるべくお金をかけずにブリードしとります。

掘っても掘っても全然食痕が出てこないので心配になりましたが、だいたい3分の2ほど掘ったところで、穴が!

穴だけ見えても生存確認とはなりません。
前回のオオクワガタ幼虫も穴の中で亡くなっていましたし。。。

ということで、穴の部分を破壊していきますと!

無事にメスが羽化してました!

見事!良いほうの結果でした!
ピカピカの新成虫です!
やっぱワイルドで採ってきた個体とは輝きが違いますね!
美しいです!

体長は、採集したお母さんが28mmほどでしたが、無事に親超えはできました~
ちゃんと測れば29.5mmは超えるでしょう。

けど菌糸ビン使った割にはあまり大きくならなかったですねw
食痕がまったくないので、菌糸ビン交換後にすぐ蛹化したんだと思われます。
ほぼ菌糸ビン1本しか食べてないからこんなもんですかね。
ほんとヒラタは早い!

ま、大きさはともかく、きちんと羽化してくれて何よりだ!

同じボトルにマットを詰めて、また戻ってもらいました。
春までゆっくりしてもらいます~

今回の教訓!

食痕が2か月も確認できなかったら、掘って確認!
亡くなっているか、羽化しているか、どっちかです。
今回は羽化してて本当に良かった!

ヒラタは20度超えているとすぐ蛹化・羽化します!
大きな個体を狙うにはあまり温かくしすぎてもダメなんでしょうね。
菌糸ビン1本で成虫になっちゃいますね~

しかしこの菌糸、もったいないな。。。

まったく食べられていません。

こんなきれいな菌糸捨てるのはもったいない!
再利用だ!と思ったら、また面白いことが起きました!
こちらからどうぞ!