カブトムシ 初めての人工蛹室へ!
先日、埼玉県富士見市でカブトムシ幼虫を捕まえてきましたが、その前に我が家には購入したレッドアイ・レッドボディ血統のカブトムシがおります。
3月22日に最後のマット交換をしました。
野外採集した個体はまだ幼虫ですが、もともと家で飼育していた個体はそろそろ蛹化です。
ずっと室内で飼育でしたので、累積温度が早く貯まるわけですね。
日が当たる部屋で冬過ごしたりするとさらに早く蛹になります。
今年は暖冬でしたが、それより4月寒かった影響が大きいのでしょう。
我が家では昨年より1週間程度、蛹化が遅い感じです。
昨年は5月上旬には蛹化して5月末には成虫が出てきましたね。
何はともあれ、蛹になった個体、前蛹の個体も増えてきています。
目次
オス部屋をふと見ると!
本日2020年5月10日です。
我が家のカブトムシはなぜか購入した数より多いので、昨年飼っていた無血統カブトムシが混入している可能性があります。
購入した個体が入っていたマットに同血統の卵が混入していた可能性もありますが、いずれにしてもオスメス分けて管理しないと、無血統が混入していた場合混血してしまいます。
ということで、オスとメスは分けています。
オスが入っているケースを見てみたら!

なんと、地表に飛び出て蛹化しているではないですか!!!
こんなの見るのは初めてです。
マットが足りなかったのか!?
運が悪かったのか!?
4頭このケースには入っていますが、他3頭はきちんと底のほうで蛹室を作っていました。
この1頭だけが、なぜかこんな状態。。。
そして周囲が崩れてきています。
これでは羽化するスペースもマットで埋め尽くされてしまうのでは!?

ということで、人工蛹室を作成することにしました!
カブトムシは子どもの頃を入れると何回か羽化させていますが、こんな状態は初めて。
いままで自然の蛹室だけで全て羽化させてこれていたので、初めて人工蛹室に挑戦します!
人工蛹室作成!
カブトムシの人工蛹室、初めて作りますが、ネットに情報はたくさん出ています。
色々調べて、我が家なりのものを作ってみます!
まずは、定番のトイレットペーパーの芯を用意します!
①芯の中身を1枚剝く!
そのままだとつるつる滑ってしまう、という記事もあったので、芯の中身を1枚剝きます。
ざらざらした面が出るようにします。

分かりますかね?
表面の白い紙を剝いて、芯の中身は灰色のざらざらした紙になっているの、見えますか?
②蛹のほうが大きそうなので、芯を切って広げる!
見た感じ、蛹のほうがトイレットペーパーの芯より太そう。
なのでトイレットペーパーの芯を切って、より太い円柱状にします!

③1300mlのクワガタ幼虫飼育ボトルへセット!
湿度が維持できれば、なんでも良いのだと思います。
我が家ではオオクワガタの幼虫なんかを飼育するときのボトルへセットしました!
これだと羽化の様子も見学できますしね!

④しっかり固定!
これ倒れてしまっては絶対ダメです。
国産カブトムシは縦に蛹室を作るので、横になってしまってはきちんと羽化できません。
下は湿らせたマットで固定し、オオクワガタ産卵木から除去した木の皮などでしっかり固定しました!

よく霧吹きして、しっかりと湿度を維持できるようにします。
湿度は大事なんですが、トイレットペーパーの芯を濡らしすぎると強度が弱くなりますのでご注意!
➄蛹を掘り出して、人工蛹室へ投入!!
蛹を掘ります!
掘り出しながらも周囲が崩れてきてしまいます。。。
さらにマットまみれに。。。

掘り出して、そ~っと人工蛹室へ入れました!

最後に、保湿用として濡らしたティッシュペーパーを2玉追加しておきました。

人工蛹室完成!
これで完成です!!!

ま、初めてにしてはうまくできたんじゃないかな!?
羽化の様子も見えるし、これはこれで良いな!
あとは羽化まで待つのみ!!!
カブトムシの続き: 斜めに蛹室を作っている今年のカブトムシたち。。。