子ども昆虫採集のメリット バス・電車で行く場合

2019年7月15日




こんにちわ。
カブトムシクワガタ親父の妻、カブトムシクワガタ母です。
カブトムシクワガタ親父は子連れ昆虫採集のメリットを以前、目線の違いからくる採集範囲の広がりと語っていました。

しかし、それだけではありません。
子どもとの昆虫採集にはメリットが他にもたくさんございます。
今回はそのうちのひとつ、バスや電車など公共交通機関を利用することについてのメリットについて書かせてもらいます。

公共交通機関だからこそ、公共心が身につく。

もうそのままですが、公共交通機関だからこそ、自分たちだけではない。他の人も利用している。
座りたくても座れない。時には誰かに席を譲る必要もあります。
当然、席をもっと必要とする人がいたら親が率先して譲る姿をみせないといけません。
言葉で説明するより、親が態度で示すことが大事です。
もちろん大騒ぎしないなど自家用車のように、好きにくつろぐことはできません。
騒ぐと周りに迷惑だから、親が大変だからという理由で小さい子どもがいるとマイカー移動を好む人も少なからずいることはよく分かります。
でも、というかだからこそあえて不便な思いをして公共交通機関を使うことが子どもにとっての勉強になるのではないかと思うのです。




バスや電車移動は体力がつく

これは一番のメリットではないでしょうか。
子どもが外で遊ばない、体力低下が叫ばれて久しいです。
昆虫採集自体もたくさん歩くのですが、公共の交通機関利用はマイカーとは比較にならないほど体力を使います。
駅の階段の登り降りは良い運動です。(もちろんエスカレーターやエレベーターもあるのですが、我が家はなるべく階段を使います。エスカレーターは混んでいて並ぶと却って時間がかかること、またエレベーターは体が不自由な人やベビーカーのためのものということで利用しません。ここでも公共心を学ぶことができますね。)
他にも電車で立ち続けることは良い体力増強の機会です。
しかも立つだけでなく、最低限自分の荷物は自分でもたなければなりません。
水筒、虫かご、リュックなど。
昆虫採集でくたくたに疲れても、家に帰るまでもうひと頑張り。
体力だけでなく、根性や粘り強さにも繋がります。

新一年生が学校へ行くだけでくたくたになり、帰ってくるだけでぐったりするという話もよく聞きます。
車や自転車移動が多く、歩くこと、ましてや荷物を持って歩くということをほとんどしてこなかったということもあるのでしょう。
もちろん、ランドセルが重すぎるなど様々な問題があることも事実です。
それでも子どもは自分で荷物を持って、歩いて学校へ通わなければなりません。
登校するだけで疲れていたら、学習効率も落ちるでしょう。
また、荷物が重いとふらふらしていると交通事故や不審者に狙われる可能性も考えられます。

子どもの体力低下が危惧されている現代だからこそ、親が意図的に体力を増強する機会を日常生活の中でつくってやりたいものですね。

と、体力について書きましたが、体力だけでなく、知力アップにも貢献してくれるのです!!
公共交通機関の利用は!!!

時間に漢字に計画性まで!電車やバスは学びの宝庫

子どもが時間通りに動けないから、電車やバスは厳しいという声をよく耳にします。
お気持ちはよく分かります。
でも、でも、だからこそ、公共交通機関なのです。

子どもが時間通りに動けない理由は色々あると思いますが、やはり時間の感覚が大人に比べて弱いのでしょう。

「あと5分で電車が発車する」
といわれても5分がどの程度の長さなのかという感覚がないと急ぐ気持ちもわいてきませんよね。
実際に駅で電車を待って、自分で5分を感じることが重要だと思うのです。

また、20分も電車に乗るから前もってトイレに行こうなども立派な計画性です。

小学校の先生をしている知人からきいたのですが、就学前に身につけてほしいものとして、
・時間の感覚
・休み時間にきちんとトイレにいくことをあげられました。

あと15分で給食を食べるとか、プリントを10分でやってみようと言われても、10分や15分がどのくらいの長さか分からないと、自分でペースを考えられないですよね。

トイレもそうです。
電車に乗る時間を考えて前もってきちんと行くことできるようになれば立派な就学前の準備です。

話は逸れますが、ほんの数年前にはトイレで排泄するだけでほめられていたのに、もう計画的に排泄することが求められるのですから子どももなかなか大変ですね。。。

それはそうと駅名の漢字、発車時刻から時計や時間を学び、他の電車とすれ違う、追いぬかれることから物理の加速などをぼんやりと知ることもできます。
英語のアナウンスでは英語にも触れます。

子どもの興味を親がしっかりとみていたら、学びのチャンスは無限にあります。

まとめ

マイカーは文字通り、「自宅」なのです。
「自宅」だからこそ気楽だし、くつろげる。
でも家にいるのだから、刺激も学びも発見も少ない。

電車やバスは外の世界、気も使うし疲れる。
でも、だからこそ学びも刺激もおおいのです。

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