ニジイロクワガタ 18卵から15頭孵化 孵化率・産卵数を高めるには?




本日は2020年3月1日(日)です。
ついに3月ですね~
日差しも春っぽくなってきました。

グリーン血統、ホワイトアイのニジイロクワガタ、18個の採卵できたのが2月8日のことでした。

3週間経ちまして、ちらほら幼虫も見えてきました。
そろそろ幼虫を個別飼育へ移行すべく、割り出しを行います!




割り出すのはこちらの大型カップ

前回、採卵した卵はこちらのカップに10個、8個と分けて入れておりました。

側面から幼虫が見えてきています。

さて18頭無事に孵化しているでしょうか?

結果は15頭。。。

結果としては15頭でした。

この結果が多かったのか少なかったのかは、後半にて検証します!

この15頭は、このように個別のカップへ移していきました。

大きいの1頭だけ、余っていた菌糸ボトルへ投入しました。

マットプリンカップに入れた他の個体も、いずれ菌糸ビンへ移行させます!

しかし孵化率としてこれは良かったのでしょうか?もっと孵化させられなかったのか、色々と調べてみました。

通常の孵化率ってどのくらい?

そもそも多産の種は、成虫になる数が少ない訳です。
人間は成人になる確率が非常に高いので子どもの数は少ないですが、カブトムシ・クワガタは自然界ではなかなか成虫までたどり着けないのです。

そう思うと、そもそも孵化率100%はあり得ない話なわけで。

ではいったい何%の孵化率が適切なのか??
ネット上を色々調べてみました。

ニジイロクワガタの孵化率を調べているサイトはなかったですねw
ということは、この記事がニジイロクワガタの孵化率を記す初めてのサイトかもw
このサイトが他の方の参考になるかもしれない!

ニジイロクワガタの孵化率: 今回は18分の15ということで83%でした。

カブトムシの孵化率は50-60%、という記事はあったのですが、私の昨シーズンの経験だとそこまで低くはないかなと。
厳密には調べておらず、感覚になるのですが70-80%はあったかと思います。

カブトムシとの比較が正しいのかも分かりませんが、カブトムシ同等ってことで83%は悪くないのかな、と思います。

孵化率を上げるには?

しかしブリードしている以上、孵化率は上げていきたい!
飼育数を確保したいし、余ったら仲間に譲ったり、オークションで売ったりできますね。

孵化率は以下の要素が影響するようです。

  1. 温度
  2. 湿度
  3. 親の成熟度合い

温度

当然ですが、上がったり下がったりしない、安定した温度が大事
昼間は暖房が入っているけど夜は寒いとか、そもそも寒暖の差が激しい春秋などは要注意でしょうね。
我が家のニジイロはパネルヒーターで管理し、今回採った卵も同じ環境に置いていたので温度は問題なかったと思われます。

参考までに、我が家のニジイロ飼育環境はこちらです。

湿度

これも適度な湿度が大切です。
あまりにも加水しすぎでべちょべちょだと酸欠の恐れあり、逆にあまりにもカラカラだと卵が乾いて死んでしまいます。
産卵までできているならば、産卵してくれたそのままの環境を維持できれば良いので難しくはないですね。

我が家は産卵マットをそのまま使って管理していましたので、湿度も問題なかったですね。

親の成熟度合い

しっかり成熟していないとそもそも産まない、産んでも無精卵が多くなる、ということもあるようです。
今回産卵した個体は

オス: 2019年10月羽化
メス: 2019年8月羽化

となります。
オスはちょっと早かったのかな。。。という気もします。
メスは特に問題ないでしょう。

実は、我が家では2回目の産卵セット組みましたが、マットボトルのほうは卵採れませんでした。
菌糸のほうはまだ暴いていないので分かりませんが、その後のセットでも産卵確認できていません。
採卵が簡単、とされる種類で、温度湿度は問題なさそうなので引っ掛かるとするとこの成熟度合いかもしれません。

今ならオスもしっかり成熟しているタイミングですから、再ペアリングして再度産卵チャレンジします

本日のまとめ!

・孵化率83%は、まあこんなもんかな
・孵化率を上げるには温度・湿度・成熟度合いが大事
・我が家の個体は成熟に難なりだった?再ペアリングからの再産卵セットでリベンジ!