菌糸再利用産卵セット、組む前にWF1オオクワ幼虫発見!南会津産

2020年1月19日




2020年1月18日(土)の出来事でした。。。!!!

真冬の今更ながら、自己採集した福島県南会津町産オオクワガタWF1幼虫を1頭発見です!

親は15度くらいの部屋で冬眠させていました。
温室で産卵させていたわけではありません。
見つけた幼虫は現在飼育しているきょうだい幼虫たちと同時期、昨年9月頃と思われます。採集したのが8月中旬でしたからね。

きょうだいたちは20度超えの環境に置いているので、もうかなり立派な3齢ですよ。
直近の菌糸ビン交換の様子です↓

もうオス幼虫は19g(1頭しかいないw)、メスは12gというのに、今日見つけた個体は初齢ですよ~
見てくださいこの小ささw

もういないと思っていた産卵木から出てきましたw

同じ時期に生まれても、管理している温度で全然成長スピードが違いますね。
ここまでの差とは!改めてびっくりです。

あまりに予想外の幼虫発見で、菌糸ビンも準備できておらずw
冷蔵庫から取り出し、常温に戻している最中です。
2日くらいはきのこマットに入ってもらうことにしました。

一時保管のマットへ移した後

あれ、なんかメスマーク見えてない?
ただでさえ南会津産はメスばっかりなのに、またメスかいw
オス一頭でちゃんと累代できるかな。
まあ元気なら性別など何でも良いんですけど!




発見に至った経緯: 菌糸の再利用をしようかとw

なんで突然、南会津産の幼虫を見つけてしまったかと言うと!
昨日の記事でお伝えしましたが、ヒラタクワガタを掘り出したら菌糸がキレイで。

この菌糸は捨てるのはもったいない!
再利用しよう、と思ったわけですよ。

菌糸の再利用といえば、もう1回崩して菌糸ビンを作る、というやり方もあります。
前回、相模川産のコクワガタは再利用菌糸ビンに入れました。

もうひとつの再利用方法は、産卵床です。

南会津産のオオクワガタが産卵したのはまさにこれでした。
(産んでるとは思ってませんでしたけどw)
この時はそもそも再利用した菌糸で産卵セットを作っていて、それを今度はカブトムシ幼虫用に再利用しようとしたらオオクワガタ幼虫を見つけたという話でしたw

ということで、あのときの成功よもう一度!
冬眠中の南会津産オオクワガタを起こして、リサイクル菌糸の産卵セットに入ってもらうことにしました。

もういないと思っていた産卵木から

この南会津産ワイルド個体からは10月16日に産卵木割って、2頭採り出してました。
当時はもう食痕も見当たらないし、産卵痕もないし、産んでないだろう、と判断して割らずに残していました。
あわよくば同じ産卵木、来年使えるしな、ってことでw
産卵木は使い回す、って方もいるようですし。

よってその産卵木を割らずに入れたまま、冬眠セットにしていました。

今回冬眠からたたき起こすにあたり、産卵木を取り出したんです。
あれ、なんか緩い部分があるな、もしかして幼虫が食べてる!?
と思って手で割ってみたら、冒頭の写真の通り1頭出てきたわけです。

いやはや、ほんとびっくりでしたよ!

菌糸リサイクル産卵セットです

このように、マットひいて、菌糸入れて、マット入れてにしていきました。
菌糸が乾きすぎないよう、マットを間に入れています。
前回もこれで成功していますんで、今回もうまく行くと良いな。

で、今回割った産卵木を転倒防止材として入れまして。

無事に産卵セット完成です~

我が家での2シーズン目、どれほど産んでくれるか分かりませんが。
また産んでくれると良いな~
ワイルド個体は採集前までにどれだけ産んでいるのか、そもそも何年生きているのか分かりません。
どうなることやら、です。

横から見るとこんな感じです。

今回の教訓!

産卵木は、割れ!
目視はあてになりませんねw もう産んでないと思った木から幼虫出てきましたよw
1頭でも出てきたら、全部割ったほうが良いですね。今回は全部割っても1頭でしたが。
寒い環境で放置してしまって、無駄に成長のチャンスを逃しました。。。
これから挽回します!

温度は成長に重要!
同じ時期に生まれても、常温で冬場15度に放置すると、9月産まれのオオクワガタ幼虫は初齢のままでした。
一方、20度超えの環境ならバリバリの3齢。
こんなにも差がつくもんなんですね。
改めて、冷蔵庫廃熱板上の簡単な環境でも全然違うもんだ、と学びました。

続きはこちらから!